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案内標識の最長距離はどこだ?


こんにちは。
突然ですが今日は道路標識の話。
幹線道路を車で走っていると、青い看板に目的地までの距離を表示した案内標識をよく目にします。

 

↓こういうの

案内標識

 

旅行やドライブなどでこういう標識を見かけると旅情を掻き立てられるとともに、
表示されている距離が遠いほど、なんだかテンションが上がるのは私だけしょうか?
私と同じ感性をお持ちの少数の?方なら、日本一長距離(遠い目的地)を表示した標識はどこかと気になったことがあるのではないかと思います。

なので、調べました。
googleストリートビューでひたすら全国の幹線道路の標識を探し回るという骨の折れる作業をしました。
これはこれで楽しいんですよ。コロナ自粛でどこにも行けない中、自宅にいながらドライブできるという…

そして、長年の疑問だった、おそらくは全国最長と思われる標識がどこか、を発見しました。
ただ、ネット検索するとすでに同様のネタは出回っているようで、ちょっとガッカリしてしまいましたが、
一応私がちゃんと手間暇かけて調べた証跡として、BEST20を発表します。
もちろんこの調査手法ですので、見落としによる漏れがある可能性はありますが、出来る限り正確性に努めておりますのでご了承ください。

※ランキングのルール。同一路線で同一目的地の標識は最長距離と思われるもののみ掲載。
※画像は全てgoogleストリートビューよりキャプチャ

 

■第20位■
所在地:愛知県名古屋市東区
国道41号北行き 「富山 251km

 

国道41号

この標識は中部の大都会名古屋の都心、東区泉1丁目付近にあります。
国道41号は中部山岳地帯を縦断して飛騨高山を経由しながら富山へ、太平洋側と日本海側を繋ぐ重要路線です。
私、全線走破したことありますがなかなか根気が要ります。

 

■第19位■
所在地:長野県長野市
国道19号長野南バイパス西行き 「名古屋 253km

 

国道19号

この標識は国道18号大塚南交差点から伸びる国道19号バイパスに入ってわりとすぐに出てきます。
ちなみに善光寺や県庁付近を通る旧道19号には松本までの表示しかありません。
国道19号はここから犀川に沿ってのどかな山沿いを抜け、松本を過ぎるとさらに由緒ある風景が点在する木曽路を抜けて名古屋まで向かう大動脈です。

 

■第18位■
所在地:富山県富山市
国道41号南行き 「名古屋 254km

 

国道41号

こちらは20位の国道41号の逆方向です。国道8号金泉寺交差点から伸びる国道41号線に入ってほどなく、この標識が見えてきます。
標識の設置位置の関係でわずかにこちらの標識のほうが距離が伸びています。

 

■第17位■
所在地:岩手県北上市
国道4号北行き 「青森 256km

 

国道4号

東京から青森まで、日本一の距離を誇る国道4号。長距離標識の宝庫でもあります。
この標識は北上金ヶ崎インター入口を過ぎて最初に出てくる標識で、この1つ手前の標識までは目的地の最上位が「盛岡」でしたが、ここで「青森」が初登場します。

 

■第16位■
所在地:大分県宇佐市
国道10号南行き 「宮崎 261km

 

国道10号

こちら、九州地方で唯一ランクインした標識です。国道10号中津バイパス、宇佐市笠松交差点を過ぎた所に出現します。
私が見た限り、九州地方では2つ以上の県庁所在地を同時に表示しない傾向が強く、長距離の目的地が出にくくなっています。

 

■第15位■
所在地:埼玉県熊谷市
国道17号上武道路北行き 「新潟 268km

 

国道17号

東京から新潟まで続く国道17号。西別府交差点を過ぎ、深谷バイパスと上武道路に分岐してすぐに出てくる標識です。
既存の17号が高崎を経由する際にやや迂回して北上するのに対し、上武道路はそれをショートカットする形で開通しました。
しかし遠いです。三国峠を越えて新潟県に入ると雰囲気が変わり、長い下り坂を経て魚沼盆地に入ると異国情緒さえ感じます。

 

■第14位■
所在地:北海道札幌市手稲区
国道5号南行き 「函館 272km

 

国道5号

国道5号は、函館と札幌を結ぶ北海道の大動脈。この標識は札幌の都心を過ぎて手稲区富丘付近で出現します。
やはり北海道は広いですね。本州の方が北海道へ旅行の際はスケジュール行程にくれぐれもご注意ください。

 

■第13位■
所在地:青森県三戸町
国道4号南行き 「仙台 278km

 

国道4号

17位の国道4号の逆方向。青森市から南下を続け、岩手県境に位置する三戸町にて「仙台」表記が登場。
東北地方も北海道に負けず劣らず広大です。

 

■第12位■
所在地:北海道函館市
国道5号北行き 「札幌 282km

 

国道5号

14位の国道5号の逆方向。こちらは函館駅前のほぼ国道5号の起点に設置されています。

 

■第11位■
所在地:島根県出雲市
国道9号西行き 「下関 285km

 

国道9号

京都から山陰を経由し下関へ至る国道9号がランクインしました。出雲バイパスの消防本部北交差点の手前にあるこの標識で「下関」が初登場します。

ここから横に長い島根県をひたすら西へ、やがて城下町の津和野を通って山口県へと向かいます。

 


いよいよBEST10になります。

■第10位■
所在地:茨城県土浦市
国道6号北行き 「仙台 293km

 

国道6号

東京から水戸市いわき市を経由して仙台へ至る路線が国道6号です。土浦市に入り荒川沖交差点を過ぎた所で「仙台」表記が初登場。
分かりにくいかもですが、画像をよく見ると「仙台293」の部分が、上から修正された痕と思われる色のグラデーションの異なりが確認できます。
おそらく、2011年に発生した福島第一原発事故の影響で通行止めだった間、他の目的地に書き換えられていたものと思われます。

 

■第9位■
所在地:富山県小矢部市
国道8号北(東)行き 「新潟 294km

 

国道8号

京都から北陸各県を経由し新潟へ至るのが国道8号です。画像は石川・富山県境の俱利伽羅トンネルを抜けて間もなく「新潟」表記が初登場する標識です。
ここから断崖絶壁の親不知など風光明媚なところを通って長い長い新潟県を北上します。

 

■第8位■
所在地:福島県福島市
国道13号北行き 「秋田 305km

国道13号

ついに300km越えです。画像は国道4号舟場町交差点を曲がってすぐの、ほぼ13号線起点にあります。
国道13号は奥羽山脈に沿いながら山形を経由し秋田まで。東北内陸部を貫く重要路線です。

 

■第7位■
所在地:鳥取県米子市
国道9号東行き 「京都 306km

 

国道9号

11位の国道9号の逆方向です。そして西日本唯一の300km越えの標識です。島根県から鳥取県に入ってすぐ、錦海団地西入口交差点を過ぎた所にあります。
鳥取市までは海沿いを走り、その後は山間を抜けて京都まで起伏に富んだ道のりです。

 

■第6位■
所在地:山形県酒田市
国道7号北行き 「青森 315km

国道7号

新潟から日本海に沿って青森まで向かうのが国道7号。赤川の橋を渡り酒田市に入ってほどなく出現するこの標識で、「青森」表記が初登場します。


続いて、第5位はなくて同率で第4位が2か所あります。

■第4位■①
所在地:北海道網走市
国道238号北行き 「稚内 322km

 

国道238号

網走市からオホーツク海沿岸をひたすら北上して稚内へ向かう壮大なルートが国道238号。画像は網走湖のほとりに出現する標識。
しかし322kmって…、遠すぎないか。

 

■第4位■②
所在地:北海道稚内市
国道238号南行き 「網走 322km

 

国道238号

同じ238号の逆方向ですね。稚内市潮見、国道40号から分かれてすぐの場所です。
こちらの標識、英語の下にロシア語のルビが振られているのがお分かりでしょうか?国境に近い稚内市ならではの標識です。
日本最北端の宗谷岬からは肉眼でもサハリン島がうっすらと見えます。最果て感を味わうには十分すぎるルートです。


駆け足で4位まで見てきましたが、すでに私は脳内旅行であちこち巡って疲れ気味です。まだ3か所あります。
ここまで、距離はどこも拮抗していましたが、BEST3は4位以下を大きく引き離しています。どこだと思います?


では行きましょう。第3位…、はありません。同率で第2位が2ヶ所。

■第2位■①
所在地:秋田県北秋田市(旧鷹巣町
国道7号南行き 「新潟 370km

 

国道7号

6位の国道7号の逆方向です。「道の駅たかのす」を過ぎて間もなく出現する標識で、「新潟」が登場します。
ひたすら日本海に沿って南下するルートは、日本列島を移動している感が半端ないです。

 

■第2位■②
所在地:宮城県気仙沼市(旧唐桑町
国道45号北行き 「青森 370km

 

国道45号

国道45号。仙台から岩手県の沿岸部を通り青森まで。
2011年の東日本大震災津波による壊滅的な被害を受けた地域をいくつも結び、今でもかつての街が更地の状態になっている光景を見ると胸が痛くなります。
宮城県北部、気仙沼市の唐桑小原木インターを過ぎた所に最初の「青森」表記が存在しています。
沿道はリアス式海岸に沿ってくねくねと道路が敷かれており、直線距離と比較して路線距離が長くなっています。

 

それでは、第1位を見てみましょう。

 

■第1位■
所在地:岩手県洋野町(旧種市町
国道45号南行き 「仙台 375km

 

国道45号

はい。逆方向ですね。岩手県最北端の洋野町、宿戸(しゅくのへ)付近に出現します。
私、10年以上前に、ここ通ったことがありまして、この標識も生で見ました。あまりの長距離に発狂と感動で言い尽くせない気持ちでした。
この沿道、本当に景色がいいんです。左側は太平洋ですが、国道はやや海抜が高い所を通っていて、眼下に限りなく広がる青い海と、右側は山というか小高い丘が続くんですね。
その丘の緑が綺麗なこと。もう一度行きたいと心から思う場所です。


■番外編■ 

さて、実はもう一つご覧いただきたい標識があります。

番外編

こちらは先ほど第1位で紹介した洋野町の標識より更に青森寄りの、洋野町角浜(かどのはま)付近に存在するのですが、
国道番号の表記やローマ字表記が無い、一世代ほど前の標識と思われます。そのため今回のランキングからは除外しましたが、こちらが現存する全国最長距離の標識と見ることもできるでしょう。
392km…、誰がこのルートで仙台行くんだよ(笑)

 


ということで完全に私の知的好奇心を満たすために書いた記事でしたが、興味を持っていただける方が一人でもいらっしゃったら嬉しいです。